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【初心者向け】ことら送金とは?利用するメリットや具体的な活用シーン

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「ことら送金」は、スマートフォンアプリを活用した個人向け送金サービスです。相手の携帯電話番号やメールアドレスさえわかれば送金ができる点、相手がことら送金対応の所定のスマートフォンアプリをダウンロードしていなくても送金できる点などから、注目を集めています。

しかし、送金先の金融機関がことら送金に対応していなければ送金できないといったケースもあるため、まずはことら送金への理解を深めることが大切です。

この記事では、ことら送金の概要やメリット、具体的な活用シーンを解説するとともに、ことら送金が使える「みんなの銀行」の特徴などを紹介します。

初めてことら送金について知った方や、ことら送金を活用してみたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ことら送金とはどのようなサービス?

ことら送金とはどのようなサービス?

まずは、ことら送金がどのようなサービスなのかを解説します。

また、ことら送金とよく似たサービスとして振込が挙げられます。どのような違いがあるのかを具体的に紹介するので、それぞれへの理解を深めましょう。

ことら送金とは「スマートフォンアプリを使った個人向け送金サービス」のこと

「ことら送金」は、国内メガバンクが共同で設立した株式会社ことらが提供する、新しい個人向け送金サービスです。「ことら」は、少額の送金を意味する「小口トランスファー」の略称です。

ことら送金では、相手の口座番号など口座情報を指定して送金できるほか、口座情報がわからなくても携帯電話番号やメールアドレスがわかれば送金できる仕組みとなっています。

ただし、ことら送金独自のスマートフォンアプリはないため、ことら送金が使える所定のスマートフォンアプリをダウンロードする必要があります。(ことらに加盟する金融機関所定のアプリはこちら)

ことら送金が利用できるスマートフォンアプリなら、お金を送る側と受け取る側が異なるスマートフォンアプリを使っていても、送金可能です。

  • ※ ことら送金が利用できるのは、ことらに加盟する金融機関(銀行・信用金庫)のみで、全ての銀行に送れるわけではないことに注意が必要です。2024年9月25日時点で、メガバンク全行・ゆうちょ銀行を含む293金融機関で利用できます(利用できる金融機関はこちら)。
  • ※ 携帯電話番号やメールアドレスでの送金には、事前に相手が携帯電話番号やメールアドレスをことらに登録している必要があります。
  • ※ 口座情報を指定して送金を受け取る場合、スマートフォンアプリは不要です。

ことら送金と振込の違い

ことら送金が利用できるようになるまでは、「振込」を利用するのが一般的な送金方法でした。ことら送金と振込とでは、どのような違いがあるのでしょうか。

1. 送金先

ことら送金では送金できるのは個人の銀行口座です。
振込は送金先が広く、個人や企業など、さまざまな宛先へ送金が可能です。

2. 送金方法

ことら送金は、ことら送金対応の銀行スマートフォンアプリを介してのみ利用できます。
また、ことら送金では、口座番号を入力せずに、携帯電話番号やメールアドレスを使用して送金できます。

一方、振込は必ず口座番号の入力が必要ですが、スマートフォンアプリに加えてATMや店舗窓口、インターネットバンキングを通じて行なえる点で、利用方法に多様性があります。

3. 手数料

ことら送金の場合は、送金手数料は無料です。※1

振込では、振込方法や金額、送金先によって異なりますが、特に他の銀行行宛ての振込については、一般的に振込手数料がかかります。

4. 限度額

ことら送金の限度額は、最大1回あたり10万円、1日あたり10万円~50万円です。1ヶ月あたりの上限額が設定されている金融機関もあります。※2

振込の限度額は銀行や送金方法によって異なります。インターネットバンキングやスマートフォンアプリでの振込限度額は初期設定で50万円~100万円程度に設定されているケースが多く見られます。

  • ※1 2024年10月31日時点
  • ※2 ことら送金の送金限度額は金融機関によって異なります。

ことら送金が注目されているのはなぜ?4つのメリット

ことら送金が注目されているのはなぜ?4つのメリット

ことら送金のメリットは、次の4つです。

【双方のメリット】口座番号を共有する必要がない

お金のやりとりをする場合、金融機関名、支店名、口座番号などの口座情報が必要です。しかし、相手の口座情報がわからないケースや、口座情報を相手に伝えたくないケースもあるでしょう。

ことら送金なら、送る側が受け取る側の携帯電話番号またはメールアドレスさえわかっていれば、口座情報を共有する必要はありません。受け取る側が、ことら送金が使えるスマートフォンアプリで、自分の口座情報と携帯電話番号などを事前に紐付けておくことで、送金できる仕組みとなっています。

【双方のメリット】即時に届く(相手口座に着金する)

振込でお金を送る場合、金融機関や取引状況によって着金のタイミングは異なります。いつ相手に届くのかわからないことや、着金が翌営業日以降になるケースもあることなど、着金のタイミングに対する不安を抱くことも少なくありません。

一方のことら送金は、即時に送金が完了します。そのため、お金を送る側も受け取る側も、「いつ届くのだろう?」といった不安を感じることなく利用できるのがメリットの一つといえるでしょう。

【送る側のメリット】送金手数料が比較的安い

ことら送金の送金手数料は、ことら各加盟事業者が決定します。送金手数料無料のケースが多いため、従来の振込手続きと比べて安価に送金しやすいでしょう。※1

【双方のメリット】メッセージを添えられる

携帯電話番号やメールアドレス宛ての送金の場合は、送金時にメッセージを添えられます。「◯◯の支払いです」「昨日はありがとう」など、受け取る側が「何のお金か」わかりやすくなったり、感謝の気持ちを簡単に伝えられたりする点が魅力です。

メッセージ機能は、自身の他行口座にお金を振り分ける際にも役立ちます。例えば、「光熱費」や「家賃」といったメモを残しておくことで、送金内容の確認や入金忘れの防止などに活用することが可能です。

送ったメッセージは、送金内容とあわせてメールやSMSなどで相手に共有されます。

  • ※1 2024年10月31日時点時点で送金手数料は全社無料です。

ことら送金の3つのデメリットも確認しておこう

ことら送金の3つのデメリットも確認しておこう

ことら送金は、携帯電話番号やメールアドレスを使って簡単に送金できる便利なサービスです。しかし、全てのケースで完璧というわけではありません。

ここでは、利用者が知っておくべきデメリットを3つ紹介します。

送金先もことら送金に対応していなければならない

ことら送金を利用するには、送金先の金融機関も対応していなければならず、対応していない金融機関への送金はできません。しかし、対応金融機関は日々増えており、将来的にはこの点での心配は徐々に少なくなると考えられます。

また、携帯電話番号やメールアドレスで送金する場合、受取側もスマートフォンアプリを使って情報を紐付けし、登録しておかなければ送金は成立しません。

法人口座には送金できない

ことら送金は個人間の取引に限定されたサービスであり、法人口座や個人事業主の口座に対しては送金できません。そのため、ビジネスシーンでことら送金を使いたいと考えている人は、特に注意が必要です。

ビジネスシーンで送金する際には、振込など別の送金サービスの利用を検討しましょう。

送れる金額が制限されている

ことら送金の限度額は、最大1回あたり10万円、1日あたり10万円~50万円です。1ヶ月あたりの上限額が設定されている金融機関もあります。送金上限額は、金融機関によって異なることにも注意が必要です。

そのため、大きな金額を一度に送金したい場合には、複数回に分けるか、ほかのサービスを利用する必要があります。

また、使用しているスマートフォンアプリによっても制限が異なる可能性があるため、事前に確認しておくことが大切です。

ことら送金の具体的な活用シーン

SCENE 01

自分の口座間でのお金の移動

例えば、クレジットカードの引落しや資産運用のために、自分の口座間でお金を仕分けする場合、ことら送金を利用すれば送金手数料を気にせずこまめに送金できます。

SCENE 02

お友だちとの割り勘に

友人と食事をした際の割り勘や同窓会の会費の送金も、相手の口座番号を全員把握する必要がなく、スムーズに支払いを済ませることが可能です。更に、友人と一緒にプレゼントを贈る際などでも、お釣りの準備が不要で、手間を最小限に抑えられます。

また、夫婦間で生活費を折半している場合など、あらゆるシーンで活用できるのが魅力の一つといえるでしょう。

「みんなの銀行」でことら送金を利用するメリット

「みんなの銀行」でことら送金を利用するメリット

「みんなの銀行」でも、ことら送金を利用できます。ここでは、みんなの銀行でことら送金を利用するメリットを4つ紹介します。

スマートフォンアプリで入金通知される

みんなの銀行では、一般的に実施されているメール通知に加えて「みんなの銀行」スマートフォンアプリでの通知もあるため、入金に気付きやすいのが特徴です。入金をすぐに確認したいときに便利です。

送金/入金やメッセージもスマートフォンアプリの取引明細で一元管理

「みんなの銀行」でことら送金を利用するメリット

ことら送金を利用した送金や入金の内容は、「みんなの銀行」スマートフォンアプリで一括管理可能です。過去の履歴も10年前までさかのぼって確認できます。

また、取引に添えるメッセージは、以下のように共有されるのが一般的です。

・送ったメッセージ:ことら送金をしたスマートフォンアプリ内で確認できる
・受け取ったメッセージ:送金内容と併せて、メールやSMSなどで確認できる

みんなの銀行なら、上記に加えて、メッセージを受け取ったときも「みんなの銀行」スマートフォンアプリ内の取引明細から確認できます。

定期メンテナンスによる休止時間がないのでいつでも使える

みんなの銀行には、定期メンテナンスがありません。したがって、メンテナンスのタイミングに左右されず、いつでもことら送金での受け取りが可能です。※1

みんなの銀行から送金する場合、受け取り側のスマートフォンアプリがメンテナンス中の場合は、ことら送金が利用できません。

LINKSに登録すれば送金がかんたんに

「みんなの銀行」でことら送金を利用するメリット

LINKSは、一度「振込」や「ことら送金」をした相手を登録できるサービスです。登録した相手へは、次回から口座情報を入力せずに、金額だけで送金が可能になります。

また、振込した先をLINKSに登録しておくと、LINKSに登録された振込先がことら送金に対応している場合、自動的に「ことら送金」を選べるボタンが表示されます。

次回以降お金を送る際に、振込・ことら送金どちらで送金するかが同じ画面の中で選べるようになるため手間を省くことが可能です。そのため、ことら送金や振込の相手をLINKSに登録しておくことで、よりスムーズに送金することができます。

  • ※1 みんなの銀行から送金する場合、受け取り側のスマートフォンアプリがメンテナンス中の場合は、ことら送金が利用できません。

ことら送金は若い世代の人に適したサービス

ことら送金は若い世代の人に適したサービス

近年、スマートフォンを使ったQRコード※1決済や電子マネーの普及により、友人との食事会などで現金ではなくキャッシュレスでの会計が増えています。ことら送金は、割り勘の際に自動的に金額が表示されるだけでなく、記録が残ることもメリットの一つといえるでしょう。

また、誰かが多めに払った場合でも簡単に調整ができるため、お釣りの準備をする手間も省けます。更に、混雑時でもスムーズに会計を済ませられる点が、若い世代から高く評価されています。

これらの理由から、スマートフォンを使いこなす若者にこそ、ことら送金は非常に適したサービスといえるのです。

  • ※1 「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

ことら送金が使える「みんなの銀行」の特徴

ことら送金が使える「みんなの銀行」の特徴

ことら送金も利用できる「みんなの銀行」には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、みんなの銀行の特徴について解説します。

全てがスマートフォン上で完結する「デジタルバンク」

みんなの銀行は、口座開設・入出金・決済などが全てスマートフォン上で完結する「デジタルバンク」です。※1

そのため、みんなの銀行には通帳やキャッシュカードがありません。例えば、入出金する際は、セブン銀行ATMでスマートフォンを使って手続きができます。

いつでも口座開設・利用開始できる

みんなの銀行なら口座開設手続きもスマートフォン上で完結します。営業時間内に店舗へ出向いたり、必要書類を郵送・受け取ったりする必要はありません。

口座開設をしたいと思ったら、みんなの銀行のスマートフォンアプリをダウンロードし、画面の指示に従って手続きを進めるだけで、即日口座開設でき、すぐに利用を始められます。

みんなの銀行ならではの豊富な機能がある

みんなの銀行には、次のように豊富な機能があります。

みんなの銀行の主な機能

  • ことら送金の利用(送金・入金)
  • セブン銀行ATMでのカードレス入出金
  • デビットカードによるキャッシュレス決済※2
  • デジタル貯金箱「ボックス」を活用したお金の仕分け・貯蓄
  • みんなの銀行以外のお金も含めた収支の把握(レコード)
  • 急な支出へ最大5万円まで自動で立替え(カバー)※3

例えば、自分の給与口座からよけておきたいお金を、ことら送金でみんなの銀行の口座へ送金し、仮想の「ボックス」でプレゼントや旅行などの目的に応じて仕分け・貯蓄するといった使い方もできます。

また、ことらで受け取ったお金を、デビットカード機能を使って、タッチ決済やネットショッピングなどのお買い物にも利用できます。

ことら送金を利用しながら、みんなの銀行の機能を自分のスタイルに合わせて活用すれば、日々の生活やお金の管理がラクに・楽しくなるでしょう。

  • ※1 デジタルバンクは、従来の枠組みに捉われることなく、デジタル起点で発想しゼロベースで設計された次世代の銀行です。デジタルで銀行を再定義(Re-Define)し、デジタルネイティブなアプローチで銀行としての新たな機能を創造します。詳しくはこちら
  • ※2 口座開設と同時にバーチャルデビットが発行されます。発行審査にお時間がかかる場合や、発行をお断りする場合があります。ご希望の方はリアルカードも発行できます。
  • ※3 カバーはプレミアムサービスの追加オプション(無料)です。プレミアムサービスは利用料月額600円が必要です。カバーについて詳しくはこちら

ことら送金まとめ

ことら送金は、スマートフォンアプリを使用する送金サービスです。送金したい相手の携帯電話番号やメールアドレスがわかれば送金可能なため、気軽に活用できるのが魅力の一つといえるでしょう。

ただし、送金先もことら送金に対応している必要があることや、法人口座には対応していないことを理解したうえで利用する必要があります。

「みんなの銀行」スマートフォンアプリでことら送金を使えば、メールだけでなくスマートフォンアプリでも入金通知があったり、送金・入金内容やメッセージをスマートフォンアプリの取引明細で一元管理できたりします。

また、みんなの銀行には定期メンテナンスがないため、365日24時間ことら送金を利用可能です。

ボックス(貯蓄預金)機能をはじめ、みんなの銀行には、ことら送金と組み合わせることでより便利になる機能が豊富にあります。「みんなの銀行」で口座開設をして、ことら送金を活用してみませんか。

スマホだけで口座開設、すぐに使える

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口座開設方法について

ことら送金に関するよくある質問Q&A

ことら送金は、多くの人にとって便利な送金方法ですが、利用する際にいくつかの疑問や問題が生じることもあります。そのため、ことら送金に関するよくある質問とその解決策をまとめました。

ことら送金を利用する前に、いま一度確認しておきましょう。

Q1.利用しようとしたら送信できない旨のメッセージが表示された

送金ができない場合、いくつかの理由が考えられます。まず、送信先の口座がことら送金に対応していない可能性があります。特に、法人や個人事業主の口座には送金できないため、送金先の口座について確認しておくことが大切です。

また、送信相手がことら送金対応スマートフォンアプリをインストールしておらず、携帯電話番号などの設定を行なっていない場合も、送金できない旨のメッセージが表示されます。

更に、送信先の金融機関がシステムメンテナンス中である可能性もあります。この場合、時間をおいてから再度試してみると送金が成功することがあるため、時間をおいてから試してみるとよいでしょう。

Q2.自分宛にも送金可能?

ことら送金は、自分宛にも送金が可能です。送金元と送金先の口座を指定するだけで、簡単に資金を移動させることができます。

上記のことから、各種支払いを済ませる目的のためにわざわざATMに並んで現金を引き出す必要がなくなるかもしれません。

ただし、自分宛の場合でも、送金の上限金額は10万円までとなっているため、この点には注意が必要です。

Q3.送金先の相手がスマートフォンアプリを持っていなくても利用できる?

相手がことら送金のスマートフォンアプリを持っていなくても、口座番号を指定すれば送金することが可能です。更に、スマートフォンアプリに事前登録しておけば、携帯電話番号やメールアドレスを使って簡単に送金できます。

気軽に送金したい場合は、送金先の相手にその旨を伝えて、スマートフォンアプリの利用を検討してもらうと良いかもしれません。

Q4.送金先を誤ってしまった場合は取り消せる?

ことら送金は、送金後の取り消しができません。そのため、送金前には必ず送金先の口座情報を十分に確認することが重要です。

送金前に名義確認照会機能を利用することも、誤送金を防ぐための有効な手段となります。

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