銀行の手数料とは?手数料を抑える5つの方法

銀行を利用する際には、ATM利用手数料や振込手数料などがかかることが多く、これらの手数料が気になる方もいるのではないでしょうか。

手数料を抑えるためには、銀行のサービスの内容を理解し、利用方法を工夫することが大切です。

この記事では、銀行の手数料の種類と手数料を抑える方法を解説するとともに、手数料を抑えつつ便利に利用できる「みんなの銀行」のサービスについて紹介します。手数料の負担を減らしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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銀行の手数料の種類

銀行の手数料の種類について、3つに分けて見ていきましょう。

1. ATM利用手数料

まずは、ATMを使って、お金を預入れたり引出したりする際にかかる手数料についてです。

ATMには、大きく分けて「銀行店舗内のATM(銀行ATM)」と「コンビニエンスストアのATM(コンビニATM)」があります。コンビニATMの代表例は、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMなどです。

これらのATMの利用手数料は、曜日・時間帯によって変動します。基本的には、平日よりも土日祝日のほうが手数料は高くなる傾向にあります。

また、日中よりも夜間・早朝の手数料のほうが高くなるのが一般的です。

2. 振込手数料

続いては、振込手数料です。振込手数料は、「振込先が別の銀行口座(他行口座)」や「振込金額が一定以上」の場合に高くなる傾向にあります。

また、お金の振り込み方法には、次のようにさまざまなパターンがあります。

・ATMでキャッシュカードを使い振込する
・ATMで現金を使い振込する
・銀行窓口で振込する
・スマートフォンアプリやインターネットバンキングで振込する

スマートフォンアプリ・インターネットバンキングで振込する方法や、ATMで振込する方法と比べると、銀行窓口での手続きは割高です。

なお、振込日や振込金額などを指定し、毎月自動で振込手続きをする「定額自動振込」サービスを利用する場合も、あらかじめ手数料を確認しておくとよいでしょう。

3. その他の手数料

どの銀行で口座を開設するか・どのようなサービスを利用するかによって、ATM利用手数料や振込手数料以外にも手数料が発生することがあります。

どの銀行で口座を開設するか・どのようなサービスを利用するかによって、ATM利用手数料や振込手数料以外にも手数料が発生することがあります。

発生する可能性がある手数料の例は、次のとおりです。

種類 概要
口座開設手数料・口座維持手数料 口座を開設する際や、口座を維持・管理するうえで必要な手数料
キャッシュカード発行(再発行)手数料 キャッシュカードを発行する際(または紛失などにより再発行を希望する場合)の手数料
通帳発行(再発行)手数料 紙の通帳の利用を希望する場合(または紛失などにより再発行を希望する場合)の手数料
振込組戻手数料 振込手続きをしたものの、都合により振込をキャンセルする際の手数料
振込訂正手数料 振込手続きをしたものの、都合により内容を訂正する際の手数料
残高証明書発行手数料 口座残高の証明として、残高証明書を発行する際の手数料
円貨両替手数料 1,000円札1枚を100円硬化10枚に交換するなど、日本円を両替する際の手数料

銀行の手数料は値上がり傾向に

近年、一部の銀行では手数料が値上がりの傾向にあります。

特に、窓口やATMの利用にかかる費用が目立って増加しています。一部の銀行では、硬貨の預入れや紙の通帳発行、長期間使用していない口座に対しても手数料を設定するようになりました。

銀行がこのような対応を取る背景には、キャッシュレス決済の普及にともなう店頭窓口・ATM利用の頻度の減少などが挙げられます。

銀行側は経営環境の変化に対応するため、手数料の見直しを進めているのです。

節約を意識する利用者にとっては、このような状況を理解し、手数料を抑えるための工夫が必要になってきました。銀行の手数料を節約するための方法を、積極的に取り入れることが大切です。

また、このような手数料の上昇傾向は今後も続く可能性があります。利用者は自分の取引パターンを見直し、どの銀行サービスをどのように利用するかを考え直す必要があるかもしれません。

銀行の手数料を抑える5つの方法

ここからは、銀行の手数料を効果的に節約するための方法を5つ紹介します。

1. スマートフォンアプリやインターネットバンキングを使う

同じ銀行でも、ATMや銀行窓口を使うより、スマートフォンアプリやインターネットバンキングを活用するほうが手数料を抑えやすい傾向があります。

スマートフォンアプリやインターネットバンキングを利用する場合、銀行は店舗運営コストや人件費を抑えられます。そのため、店舗型の銀行に比べて、条件を満たせばATMの入出金手数料や振込手数料がお得になることが多い傾向です。

また、店舗やATMに足を運ぶ必要がないため、振込などの手続きを手軽に行える点も大きなメリットです。利便性が向上し、時間とお金を節約できます。

このような理由から、スマートフォンアプリやインターネットバンキングは、利用を検討する価値のあるサービスといえるでしょう。

2. 提携先のATMを確認する

銀行によっては、ほかの金融機関やコンビニエンスストアと提携し、手数料を無料または割引するサービスを展開しているケースがあります。

特に、コンビニエンスストアのATMを頻繁に利用する方にとって、ATM手数料を抑えるかどうかで出費に大きな差が生じます。

日頃から利用するATMの提携状況を事前に確認し、できるだけ手数料が発生しないよう注意することが大切です。

3. 銀行独自のサービスを活用する

各銀行は、顧客の獲得や維持のために、独自の優遇サービスを提供しています。一定の条件を満たすことで、コンビニエンスストアのATM手数料や振込手数料が無料になるサービスがその代表例です。

ただし、「月に◯回まで」といった上限回数が設定されているのが一般的です。

「一定の条件」は銀行によって異なり、契約者の年齢や預金額、給与振込口座への指定、各種サービスの利用状況などが考慮されます。

そのため、自分の生活スタイルに合った銀行を選ぶこともおすすめです。生活スタイルに合った銀行を選ぶことで、優遇サービスをより効果的に活用できる可能性が高まるでしょう。

4. 特定の日・時間帯の優遇を利用する

銀行によっては、特定の日や時間帯にATM手数料を無料または安く設定している場合があります。

例えば、給料日であることが多い「毎月25日の日中」「毎月月末日の日中」などは、ATM手数料が安くなるケースの代表例です。

自分の生活リズムに合わせて、このような優遇時間帯を上手に活用すれば、継続的に手数料を節約できます。計画的な利用を心がけ、可能な限り優遇時間帯に合わせてATMを利用するよう習慣付けることが大切です。

5. 「ことら送金」を活用する

個人間の振込を無料で行えるスマートフォンアプリを活用するのも効果的です。

個人間の送金ニーズに応える新しいサービスとして、「ことら送金」が注目を集めています。「みんなの銀行」を含む293の金融機関※1の口座間で、10万円以下の金額であれば無料で送受金を行うことができます。

通常の銀行振込とは異なり、相手の銀行名や口座番号が不明でも、対応するスマートフォンアプリと携帯電話番号、メールアドレスなどがわかれば送金が可能です。

※1 2024年8月22日時点(出典:株式会社ことら「『ことら送金』293先で利用可能に、手数料は無料!」
※ 送金先はことら送金利用可能金融機関に限ります。ことら送金利用可能金融機関はこちら
※ 携帯電話番号やメールアドレスでの送金には、事前に相手が携帯電話番号やメールアドレスをことらに登録している必要があります。

「みんなの銀行」の各種手数料はいくら?

「デジタルバンク」であるみんなの銀行は、全てがスマートフォンで完結するのが特徴です。※1

お金の振込をしたり、自身の口座間でお金を移動させたりする場合も、専用のスマートフォンアプリさえあれば問題ありません。また、現金の預入れ・引出しの際も、セブン銀行ATMにてスマートフォンアプリだけで手続きできます。

みんなの銀行の各種手数料は、以下のとおりです(2024年8月30日時点、詳細はこちら)。

ATM手数料(消費税込)

プレミアム会員以外の方 プレミアム会員
セブン銀行ATM 入金 無料
出金 25歳以下
(U25 Z割)
月3回まで無料
その後は110円/回
月13回まで無料
その後は110円/回
26歳以上 110円/回 月10回まで無料
その後は110円/回
  • 出金手数料無料回数はATM取引完了時点に確定するため、ATM出金取引開始時にアプリ上に表示する出金手数料と実際に引落す出金手数料が異なる場合があります

振込手数料(消費税込)

プレミアム会員以外の方 プレミアム会員
国内振込 自行宛 無料
他行宛 25歳以下
(U25 Z割)
月3回まで無料
その後は200円/回
月13回まで無料
その後は200円/回
26歳以上 200円/回 月10回まで無料
その後は200円/回
  • 他行宛振込手数料の無料回数は振込資金引落し時点に確定するため、アプリ上に表示する振込手数料と実際に引落す振込手数料が異なる場合があります

ことら送金手数料

プレミアム会員以外の方 プレミアム会員
自行宛 無料
他行宛 無料
  • 送金できる金融機関はこちらを確認ください。送金できる取引先は個人のみ、法人や個人事業主宛の送金には利用できません。また、取引額の上限金額は1回当たり10万円、1日当たり50万円です。

プレミアムサービス(消費税込)

プレミアムサービス利用料 600円/月

諸証明書関係(消費税込)

その他証明書 1,100円/1通
  • お申し出いただいてから発行の可否を検討させていただきます。内容によっては、ご対応できない場合がございます

その他(消費税込)

組戻手数料 1,100円/回
個人情報保護開示請求手数料 1,760円/1通

ATM手数料や振込手数料は、曜日・時間帯・金額による変動はありません。また、個人間の送金サービスである「ことら送金」をみんなの銀行で使えば、1回あたり10万円以下なら、他行宛でも・何度でも送金手数料が無料です。

現金を引出す機会が多いなら、プレミアムサービスに加入するのもおすすめです。プレミアムサービスは、アップグレードから6ヶ月間は無料で利用できます。※2

上記表のとおり手数料が優遇されるほか、貯蓄預金金利やバーチャルデビットカード利用時のキャッシュバック率などでもメリットがあるのが特徴です。

※1 デジタルバンクは、従来の枠組みに捉われることなく、デジタル起点で発想しゼロベースで設計された次世代の銀行です。デジタルで銀行を再定義(Re-Define)し、デジタルネイティブなアプローチで銀行としての新たな機能を創造します
※2 プレミアムサービスは、ダウンロードサービス事業者よりご購入いただく定期購入/サブスクリプションのサービスです。無料期間終了後は月額600円(2023年9月30日時点)でご利用いただけます。詳しくはこちら

「みんなの銀行」U25 Z割・プレミアムサービスなら手数料を気にせず使える

みんなの銀行の「U25 Z割」とは、25歳以下の方はATM出金手数料・他行振込手数料がそれぞれ月3回まで無料となるサービスです。

みんなの銀行口座を持っている満15~25歳の方には自動的に適用されるので、申込み手続きをする必要はありません。

加えて、25歳以下の方がプレミアムサービスを利用すると、「U25 Z割」とプレミアムサービスの合計の無料回数が合算されます。

例えばATMの出金手数料は、「U25 Z割」で月3回まで無料・プレミアムサービスで月10回まで無料なので、合計月13回まで無料となります。※1

※1 無料上限回数以降は通常の手数料が発生します

「みんなの銀行」で手数料を抑えながら、上手にお金の管理をしよう!

「みんなの銀行」では、手数料を抑えつつお金の管理を効率的に行えるさまざまなサービスを提供しています。

ここでは、特に注目したいおもな4つのサービスを紹介します。

手数料無料で送金できる「ことら送金」

「みんなの銀行」では「ことら送金」を利用できます。

先述のとおり、「ことら送金」は10万円まで手数料無料で送金できるサービスです。ほかの銀行への送金でも手数料がかからず、気軽にお金を送ることができます。

例えば、友人や家族への送金が必要なときにも、手数料を気にせず送金することが可能です。

目的別にお金を貯められる「ボックス」

「ボックス」機能は、目的別にお金を貯められる便利なデジタル貯金箱です。旅行資金や緊急時の予備資金、趣味のための貯蓄など、具体的な目的に応じてお金を分けて管理できます。

普通預金から「ボックス」へのお金の移動(振替)も簡単で、指先一つでドラッグ&ドロップするだけです。移動したお金はいつでもすぐに戻せ、ボックス間の移動も自由自在に行えます。

更に、目標額を設定して達成状況をチェックできるため、モチベーションを維持しながら貯蓄を続けられるのも魅力です。スケジュール機能を活用すれば、「毎週500円」「毎月1万円」などお金の移動も自動化できるから、着実にお金を貯めることができます。

お金の出入りをグラフで把握できる「レコード」

「レコード」機能は、日々の収入と支出を自動的に記録し、グラフで視覚的に把握できるサービスです。月ごとの支出傾向や収入の増減を一目でチェックできます。また、連携した資産総額をグラフ化することができるため、1ヶ月前や1年前との比較など、どのくらいの資産が増えたのか把握するのにぴったりです。

さらに、明細にハッシュタグを付けることで、同じハッシュタグが付いた明細をまとめて、月ごとの収支をグラフで確認できます。

このようにお金の動きや資産推移を視覚化することで、無駄な支出を見直し、効率的なお金の管理が可能です。

お金の管理がしやすい「デビットカード」

「みんなの銀行」のデビットカードは、利用するたびに即座に口座から引き落とされるため、口座残高以上にお金を使いすぎる心配がありません。リアルタイムで支出を把握できるので、計画的にお金を使うのに役立ちます。

更に、Apple PayやGoogle Pay™に設定すれば、日本全国のQUICPay+™(クイックペイプラス)の加盟店で、スマートフォンをかざすだけで素早く支払を行えます。Apple PayはJCBのタッチ決済加盟店でも利用可能です。

また、ネットショッピングにも対応しているため非常に便利です。

デビットカードの利用履歴は「レコード」機能に反映されるため、支出の管理が一層しやすくなります。

※ Apple Payを利用するにはiOS 12.5.2以降が必要です。Apple Payに対応しているデバイスについてはこちらをご覧ください
※ Apple Payは、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です
※ Google Pay のご利用には、Google ウォレット™ アプリのダウンロードが必要になります
※ Google ウォレット は Android 7.0 以降かつFeliCa搭載端末おサイフケータイ® アプリ 9.0.0以上で利用できます​​
※ Android、Google Pay、Google ウォレット は Google LLC の商標です
※ 「おサイフケータイ」は、株式会社NTTドコモの登録商標です
※ 「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です

銀行の手数料についてまとめ

銀行の手数料には、ATM利用手数料や振込手数料などのさまざまなものがあります。

銀行の手数料を抑えるには、日々の利用方法に工夫が必要です。具体的には、スマートフォンアプリやインターネットバンキングの利用、提携ATMの確認、銀行独自のサービスの活用などがあります。

また、特定の時間帯の手数料優遇を利用や、無料で送金できる「ことら送金」の活用も有効です。これらの方法を上手に組み合わせることで、手数料を節約しながら、効率的に銀行サービスを利用できるでしょう。

みんなの銀行では、手数料を抑えながら上手にお金を管理できるさまざまなサービスを提供しています。口座の開設・維持にも手数料はかかりません。興味のある方はぜひ一度確認してみてください。

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